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Cyber@Magic Annex


by just4you
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狂言鑑賞

2006/07/30(日)

国立能楽堂で上演された、萬狂言・八世野村万蔵三回忌追善「萬づくし(夏公演)」を鑑賞。
狂言鑑賞は今回で4回目。まだまだ、わからないことだらけだ。

番組(演目)は...
 「白鷺(しらさぎ)」
 「釣狐(つりぎつね)」
 「輪蔵(りんぞう)」

「釣狐」は狂言師として全身全霊をぶつけて挑むことができる大曲と言われるだけあって、さすがに見応えがあった。



「輪蔵」に出てくる「火天(かてん)」。「十二天のうちのひとり」と語られていたが、十二天の事を知らなかったので調べてみた。

※十二天は、もとインド古代神などが仏教にとり入れられて護法神となったもの。
  帝釈天 (東)
  火天  (東南)
  焔摩天 (南)
  羅刹天 (西南)
  水天  (西)
  風天  (西北)
  毘沙門天(北)
  伊舎那天(東北)
 までの天が各方位にあてられてはじめ八方天として成立。これに
  梵天  (天)
  地天  (地)
  日天  (日)
  月天  (月)
 が加わって十二天だそうだ。


※狂言の修行は「猿にはじまり狐に終わる」という言葉がある。
 猿は「靱猿(うつぼざる)」の子猿、狐は「釣狐」を指し、釣狐を勤めて狂言師として、一人前と言われるとのこと。


※八世野村万蔵三回忌追善
 春公演 2006/04/22(土) 国立能楽堂
 夏公演 2006/07/30(日) 国立能楽堂
 秋公演 2006/10/28(土) 国立能楽堂


※冬公演は2007/01/20(土)「野村萬喜寿祝賀記念公演」として上演予定。
by magician | 2006-07-30 22:30 | カルチャー